のぼうの城

「のぶおの城」じゃなくてでくのぼうの「のぼうの城」和田竜。

2009051409140001

映画「GOEMON」を観て時代小説でも読んでみようとFKDで買ってきた。

夕方から読み始めて10時に晩飯流し込んで椅子や床やベッドに移動しながら身体が固まり痛くてしょうがないながら外が明るくなるころ読了。いやぁ面白かった。歴史時代小説はバージンだったので読み始めは人名が頭に入ってこなくて参った。まあとても解かり易く書いてくれてるし話の筋がしっかりしているのですぐに問題なくなったけど「靭負(ユキエ)」だけは最後まで慣れなかった。昔、後輩にユキエちゃんというカワイイ女子がいたので無理やりそれで頭に叩き込んだけど途中からその娘の苗字のスガヤって読んでた。

まあ読み方呼び方はどうでもよく、なによりこの本は水戸黄門より痛快時代劇なんだと思う。時代劇とはいえたぶんすべて実在の人物で本当に起ったであろう事々をさまざまな参考文献(巻末に参照されているが日本にこんな文献が残っていたのか!と歴史家が驚愕するほどすごいらしい)を熟読熟考したうえでその時武将はこう考えたであろう・・・とか実は史実には誤解があり本当はこうだったんじゃないか・・、というようなロマンが時代歴史小説にはあるんだなあ。本の雑誌にも「歴史小説とは残された記録から残されなかった事実を読み解く作業なのかもしれない」とこの本の感想が載っていた。ロマンだな。特に気に入ってるのは「のぼうの城」の敗軍の将が敵の将をあきれながらも粋にリスペクトしていく爽快感がたまらない!おかげで今も眠くてしょうがない。夜釣りに出かけるより家で本を読んでたほうが寝不足になるとは不思議なもんだがこれがまた心地よい眠気なんだ・・・ありがたいなあ~。