「茨中販のみなさん、すみませんでした。」

釣行日:2002年5月29日(水)
釣り場:日立沖堤防
同行者:タケ


 29日にJu茨城(茨城県中古車販売店商工組合)で青年部主催の大きなオークションがあり、Ju栃木からの参加ということで、前夜祭に出させてもらった。しかし、その前夜祭の開催場所がよくなかった。ひたちなか市のホテルなのだ。ひたちなか市といえば、阿字ヶ浦まで10分、ひたちなか港にも10分。なのである。しかも29日は水曜日で会社の定休日なのである。でも、その日はなんといっても、Ju茨城のメインイベントのオークションなので釣りにはいけるわけがない。でも、念のため、まあ、お守り代わりに、たぶん使わないけど、やっぱり釣り道具をもって前夜祭にむかったのでありました。
  茨城の方々から明日はオークションだからもちろん釣りには行かないですよねぇ、と言われるたびにもちろんです。と答えながらも、大好きなお酒を控えめに飲んでる自分がいたのだった。
  翌朝、なぜか4時ごろ、たまたま目が覚めてしまい・・・、気がついたら日立フィッシングセンターで冷凍イワシを購入していた。しかも、たまたま、偶然に、ネッツのタケが1人で沖堤防に来ていた?さらに、タケは生れて初めてシーバスロッドを購入し、その買ったばかりの竿でたった今50センチクラスのシーバスを生れて初めてルアーで釣り上げたところだった。テトラの直ぐ側できたらしい。もう、こうなったら釣るしかない、っというか、はじめから釣るしかなかった。 さすがに、短竿しかもっていなかったので穴釣り全開だ。夏の日本海みたいな海で波が50センチぐらいしかない。ふだんは洗濯機みたいにグルグルかき混ざっているテトラのすき間が静かにポチャポチャしている。これならアタリも明確にわかるし、根掛かりもしないわけだ。ジャンジャン釣れた。20〜30センチのソイばっかりだ。いつもならドンコのが多いのに、ほとんどソイなのだ。ソイはとっても美味しいのだ。さらに黒メバルも釣れた。こりゃ、イセエビも釣れちゃうかも・・と思ったが、それはなかった。でも本当に久々の入れ掛かりの釣りは楽しい。 タケはルアーに飽きたようでクロダイねらいの浮き釣りでアジをチョコチョコ釣っていた。その浮きをボーっと見ていた時だった。竿とリールがコンクリートの堤防の上を動く、独特の音がきこえた。「ガガ、ガッ!」釣り人はこの音には鋭く反応する。しかし反応が鈍かった。リールごと竿は海の中に落ちた。すぐさま、タケのルアー竿を借りて、竿の落ちたあたりを弄る。でもそこは狭いテトラの穴だった。30分くらい色々かき回してみたが見つからなかった。もう何年も使っていた竿だったので愛着があり、とても哀しい。さらに、しばらくまさぐっていたが、みつからなかった。残念だ。
  Ju茨城に行かなかったバツがあたったのだと反省し、タケを残し、水戸の先のJu茨城のオークション会場に向かった。 仕事をサボっての釣行には、気をつけた方がいいな。